らくなマスク誕生物語 その2「さらし生地が売れた!」

らくなマスク物語

4月7日に東京都をはじめ幾つかの地域で、緊急事態宣言が発せられ、その頃、某ディスカウントショップから当社の「さらし生地」へのオファーが来ました。不織布マスクが入手困難になったので、「布製マスク」「手作りマスク」への需要が一気に増えた為です。当初は、マスクに良く用いられる「綿ガーゼ」の生地が使われておりましたが、あっという間に市場からガーゼは姿を消してしまいました。そして次に白羽の矢が立ったのが「さらし生地」でした。本来は手ぬぐいに使う生地でしたが、通気性や肌さわりもガーゼよりやや硬いくらいですがマスクにするととても良い感じだとの事です。

その時当社も布マスクを作ることを少し考えましたが、縫製の手間と時間とノウハウを考えると、多くの注文には対応出来ないと判断し、生地売りに専念しました。その結果、4月1ヶ月間だけで「さらし生地」が約1万反売れたのです。1反でマスクが約40枚作れますので、40万枚分のさらし生地が売れた事になります。これには大変驚きました。