撥水性の試験装置(簡易法)を作ってみました。

らくなマスク


素材の撥水性を測定する、一つの方法が 「JIS L 1092 7.2 はっ水度試験(スプレー試験)」です。45度の傾斜台にサンプルを固定して、そこに水滴を25秒程度流し、素材表面に残った、水滴の残り方を目視して、1~5の等級をジャッジします。
詳しくはこちら→https://www.shoukaken.co.jp/clothing/physical/water_repellent/

マスクの飛沫防止に、大きな影響を与えるのが素材の「撥水性」です。撥水性の強い素材は、飛沫(殆どが水分の固まり)を防止する効果が大きいのです。
そこで、この撥水性を測定することにより、マスクの「飛沫防止性能」をある程度類推することが出来ます。
買った時に撥水性が強い素材でも、使っているうちにとか洗濯したあとには撥水性が落ちる場合があります。これは、当初「撥水加工」という樹脂加工で素材をコーティングした場合などに生じる現象です。
マスクも洗ったあと、撥水性が落ちると、飛沫防止効果も落ちるという事があります。そのあたりを、ざっくりでも把握したいので簡易測定器を自作しました。

試験の結果はこんな感じです。

撥水性測定簡易試験

新品の不織布マスクで試して見ましたが、そこそこ使えそうだという事がわかりました。今後この装置で、様々なマスクを測定して行きたいと思います。

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