マスクの素材について昨今色々なメディアで話題になっている。
不織布マスクが良いとされているのは、本体に、飛沫透過性が無く、通気性のあまり良くない撥水性の不織布を使っているからだ。通気性が悪くても窒息しないのはマスクの上と横から漏れるからだ。
通常の布マスク、特に立体マスクは、四方をしっかり抑えているので、通気性が無い布だと窒息してしまう。よって通気性のある素材を使う。特に「息のしやすい」事を重視した場合「ウレタン」など素材に隙間が多いものを使い通気性を確保する。
このマスク本体の素材に通気性があることにより、飛沫が透過してしまうことは、どんな吸着剤とかを使っても防げない。これは構造的な問題だ。
飛沫透過性を無くし、通気性を確保する為に「らくなマスク」は開発された。下方吸排気方式という独自の構造で見事に飛沫流入・飛散防止と通気性を両立させている。
今回は「らくなマスク」で採用している素材のお話をしよう。
この素材は東レ製の「H2OFF」という特殊なポリエステル織物である。
東レによる説明だと、「マイクロファイバーを使用した高密度織物に撥水技術をドッキングしたソフトでしなやかな風合いのノンコーティング防水・撥水・透湿素材」となっている。
HPはこちら→https://www.sportstextiles.toray/h2off/index.html
この優れた「防水・撥水」性能が、小さな水分の微粒子である飛沫をシャットアウトする。防水・撥水の為には、よく「防水・撥水剤」という樹脂がコーティングされる場合があるが、この「H2OFF」はコーティングせずに、マイクロファイバーを高密度に織り防・撥水性を確保している。樹脂コーティングの場合は、使用しているうちに樹脂が落ちていき性能が劣化するが、「H2OFF」は20回洗濯しても撥水度は3以上保持されるという優れものだ。
この防水・撥水機能が持続し、なおかつポリエステルなので洗濯後のシワが目立ちにくいということで、「らくなマスク」の素材に採用した次第である。
「H2OFF」の防水・撥水機能は不織布マスクより遥かに優れており、今話題の「飛沫の透過性」では更に優秀な素材であると言える。
らくなマスクはこちらからご購入下さい。
→https://rakunamask.com/?pid=155540585