不織布マスクに負けない布マスク(イントロダクション)

らくなマスク

昨今の風潮では「不織布マスクがエアロゾル防御に優れている」との論調主流となり、あたかも全ての布マスクが、不良品であるかに思えてしまうようなメディアの報道である。

しかし、同じ「布マスク」と言っても、素材、形状など千差万別で、不織布マスク以上に「飛沫防御」に優れているものがあり、ウレタンマスクのような飛沫が素通りするようなものとは一緒に括れない。

エアロゾルという言葉は「0.001μm~100μm」という10万倍もの範囲の大きさの微粒子の総称である。ウィルスの感染においては一般的に「飛沫:5μm以上の微粒子」による感染が主な原因とされている。5μm未満の「飛沫核」と呼ばれるさらに小さな微粒子による感染は、換気を良くしていれば確率は下がる問題である。また飛沫核という小さな微粒子は、不織布マスクの素材を通して、少しは補足出来るが、マスクと顔の隙間からの流出入は防げない。飛沫核感染という超特殊なケースへの対応についてはN95マスクに委ねることとして、比較的大きな「飛沫」をいかにきっちり防止するか?という事をここでは考えよう。

では「飛沫を防止出来る素材」とはどのような特性を持つのだろう?
飛沫は、ウィルスを含む含まないは別にして「唾や鼻水などの体液が起因の微粒子」であり構成要素は水分が殆どである。

つまり、「撥水性」そしてもう一つは「通気性」が重要な要素になる。
仮に、めちゃくちゃ撥水性のある素材のマスクがあったとしても、その密度が薄いガーゼのようにスカスカで空気が通り放題だったら効果は無い。
逆に、まったく通気性の無い素材例えばビニールならそもそも撥水性の心配は不要となる。

飛沫防止を完全にするなら通気性の無い素材でマスクを作れば良いが、そのマスクで口と鼻の周りをキッチリ覆うと窒息してしまう。

不織布マスクの場合は、撥水性のある素材を選び、その通気性もかなり落としている反面、上と側方の隙間で呼吸を補っている。
一方立体形式のマスクの多くは、顔へ密着しているものが多く、それゆえマスク面の通気性は、そこそこ確保してあるものが多い。それゆえ飛沫が完全に防げない。
この部分についてメディアは「布マスクは飛沫を防げない」という。

しかし、この通気性のあるマスクでも、「撥水性」の強いマスクは、かなり飛沫を防止する。今回は、その幾つかを紹介したいと思う。

当社の「らくなマスク」「ミセルンデス」の素材は、撥水性はもちろん通気性も殆ど無い素材で、その意味では不織布よりも完璧に飛沫を防止する。

(写真は超撥水性素材東レH2OFFを採用した「らくなマスク」水滴の弾き具合が良く解る)

そして快適性を確保するため、マスクの「下方吸排気方式」を採用している。マスクをお互いに着けた状態では飛沫は下方に落ちるため、吸いこむ確率は殆ど無い。

それでも、「マスクの下方が開いているのは不安」と思う方は今回紹介するマスクを使う、あるいは当社のミセルンデスとの併用も良いかも知れない。
「安全性」と「快適性」をどのようにバランスを取るかは未だ個人の選択に委ねられているが、実際の効果を良く理解して選択して欲しい問題である。
(少なくてもウレタンマスクの多くは極めて安全性が低いと言わざるを得ない。)

らくなマスクの詳細についてはこちらです。
 ↓

https://rakunamask.com/?pid=155540585